現状が分からないとたどり着けない
早速ですが今回のテーマは「知ったもの勝ち」です。昨今は仕事だけでなくいろいろな物事において「分析」が欠かせません。現状認識が正しくなければどう対応していいか分からないからです。例えば
新宿駅の南口にPM10:00に待ち合わせ
と言われたとします。ですが、自分自身が今どこにいるのかが分からなかったら、その時間にその場所にたどり着くことができるでしょうか?自分が東京駅にいるのか、博多駅にいるのか、たどり着く方法は全く違ってきます。簡単な例ですが、現状把握ができていないと目的や目標を達成しづらいという原因には、実はこんな単純なこともあるかと思います。
これはビジネスに限らずなんでもそうだと思います。
- 欲しいものを買いたいとき(自分の財力・買いに行く時間 等)
- 趣味がうまくなりたいとき(現在の実力・能力・費やせる時間 等)
- 健康食品を試したいとき(今の健康状態・アレルギー 等)
では現状把握をするって簡単なことでしょうか?
人間は理由がないと「マイナス面」は見たくない!

人の特性として、いい話やいいことは聞きたがりますが、嫌なことや耳障りなことは聞きたがらないことが多いと思います。そりゃそうですよね。意味もなく嫌なことや自分の足りないことを指摘されて喜ぶ人はいないと思います。私も昔、経営者様に依頼されて会社の財務分析をしたときにズバズバと良し悪しを伝えたのですが、いい話をしているときはニコニコだったのに、指摘に変わったとたんにみるみる顔色が。。。。という経験があります。この方は会社の改善のヒントを得たいというよりは、自分の経営に自信を持っていて、それを肯定する話をプロから聞きたかったんでしょうね。
現状認識って良いも悪いも正しく把握するのは意外と難しいものです。
弱点や嫌なことでも目標があると受け入れられる
ですが、不思議なことに自ら進んで指摘や問題提起を求めてくる人もいます。それは「目標や目的がある人」です。スポーツにしても”うまくなりたい””こういう成績を残したい”という成長意欲がある人は、それが実現できるためならば自分の弱点や足りない部分を聞きたがると思います。私が以前お会いした経営者様もそうでした。会社・社員・財務・戦略、どれをとっても完璧に近いような企業の経営者様で、その方の人格も素晴らしい。思わず私も「〇〇社長の会社は本当に素晴らしいですね」とお伝えしましたら、返ってきた言葉が、
MOMOさん、どこか気になるところはなかったですか?プロの目から見て思うところがあれば何でも言ってください。いいことを言ってくれる人は山ほどいるんですが、課題や指摘をしてくれる人は本当にいなくって。。。大丈夫!絶対に怒りませんから(笑)
です。。。私よりも30歳ほど年上の経営者様だったんですが、とにかく低姿勢。正直、こちらが参ってしまうくらいでした。この経営者様の夢は「縁あって務めてくれた社員が、心もお金も豊かでいられる会社をつくること」なんだそうです。目的がはっきりしていれば、どんな相手の言葉でもヒントをみつけようと貪欲になる。。。学ぶものが多くありました。
厳しい話ほど求めなければ得られない
実は受け入れづらい「厳しい指摘や話」って忘れがちなんですが、言うほうもつらいんですよね。誰でも諍いは起こしたくないし、面倒事もごめんです。嫌だなと思ってもやり過ごしたほうが楽ですよね。もちろん中には相手のことを思っていない叱咤をしてくる方もいると思います。自分の保身のために攻撃してくる人もいるでしょう。だから全部とは言いませんが、それでも成長のヒントは隠れているかもしれません。
若いときや立場が下の時って、求めなくてもいろいろな指摘や叱咤はあるものです。その時は「鬱陶しいなぁ」と思うことも多いと思うのですが、立場や地位が上がるほど、そういった話をしてくれなくなるものです。経営者の方って結構孤独な人が多いんですよ。なので私のクライアントの若い社員には
厳しい声は天の声
って思うように伝えています。最後は自分の受け取り方一つですよね。
まとめ
正しい現状認識の仕方などは、また機会があればお伝えしたいなと思っていますが、まずは自分が受け入れづらい指摘や話があった時は、成長のチャンスだと思ってポジティブに受け入れてみてはどうでしょうか。目標・目的がはっきりしているとそもそも受け入れづらくならないのですが、例に出した社長様のような目標意識の高い方ばかりではありません。いろいろと迷っている方や不安な方もいるでしょう。そのまま負で受け止めてしまうとマイナスのスパイラルに陥ってしまいます。少しだけ受け入れる扉が広がるように気持ちを切り替えてみましょう。
自分の欠点や弱点を知らなければ、良くなる改善や欠点を補う方法も思いつきません。一歩間違えば裸の王様です。でも知って受け入れれば自分次第でいくらでも自分を高めていけるのです。
だから良いも悪いも知ったもの勝ちなんです!
